敷地境界線って何なのだろうといつも考えます。
その敷地の中だけで家を考えることは不可能です。
建築だけでなく暮らしもお隣さん、自治会、街と地域と関わって行く事で
暮らしが豊かになります。
自分の土地ではなくみんなの土地、地球を未来に残す責任。
高見さん一家はおばあちゃんの住むおうちにをリノベーションして一緒に暮らしておられます。
お孫さんが農業を継がれ、お孫さんの奥様も気付けば家で美容室を開業。
仕事、子育て、と職住一体の暮らしが全てそこにあります。
農業の担い手不測の解消や いろんな方との交流を目的とした
「WORK AWAY」 という取り組みで 地域どころか世界に開く家となりました。
また鳥取県境港市の育成保育園リノベーションPROJECT では
コンセプトを「地域に開く保育園」として設計。
地元の公民館機能の一部を保育園に取り込み、
地元住民と園児が触れ合う仕組み作り。
子どもにも先生にも地域の人々にも、我が家のように感じていただけるよう
いつも住宅設計で大切にしている、土間、断熱、障子、回遊性、視線の抜け
広い狭い、明るい暗い、高い低いと二極を作るなどを盛り込みました。