市民有志が共同で出資し、㈱あるまちを立ち上げ、共同で介護を行う住居「にしくらの家」が開所いたしました。
重度の要介護状態の方を、家庭的ななじみのある環境で、和やかな生活を送って頂けるように、との思いから、準備を進めてまいりました。
㈱あるまち、㈳地域でくらす会、にしくらの家を応援する会の三者が共同で、障害者・高齢者の暮らしを支えていきます。
家族に負担を強いる在宅介護でもなく、福祉行政に財政負担を強いる大型施設でもない、米子発(初)の「地域介護」とでも呼ぶべき第3の選択肢となると考えています。
住み慣れた街中に高齢の方や障害のある方の生活環境をつくることは、これからの中心市街地の活性化にも良い影響を与える事と思います。
そして設計においては、普段住宅設計で取り入れているコンセプトをふんだんに散りばめました。居室前の低い軒先とそこに伸びる木造の深い軒は、日本の風土にあった家の特徴。雨が降っても窓を開けれるし、夏の太陽は遮ってくれます。また土地は街中特有のいわゆる「うなぎの寝床」。中庭を2箇所設け、採光と通風を確保しました。そして内部に高い所低い所、狭い所広い所などの2極の部分を作る事で、より空間に広がりを感じてもらえると思います。
- 所在地:米子市西倉吉町
- 用途:障害者、高齢者福祉施設
- 工法:在来軸組工法、新築
- 規模:木造2階建て
- 面積:建築面積 280.39㎡
- 設計:しらいし設計室
- 施工:㈱フィディア
- 工程:設計 2009.01~2009.08
施工 2009.09~2010.02
