舞台は鳥取県大山町。隙間風の吹く家を、お母様が一人でのびやかに暮らすための「小さな家」へと建て替えました。コンパクトですが、帰省した息子さん一家も温かく包み込む、無理のない広さです。
窓の外には手入れされた畑と田んぼ。その先にはご主人が眠るお墓が静かに見守っています。土地のルーツに寄り添い、「足るを知る」という言葉が似合う豊かな日常がそこにはありました。
残念ながら一昨年、お母様は他界されました。私たちがつくったこの「器」での晩年は、心安らぐものだったでしょうか。その答えは、いつか私があちらに行った時、お母様にゆっくりと聞いてみたいと思います。
- 所在地 鳥取県大山町
- 用途:専用住宅
- 家族:1人
- 工法:在来木造(Jパネル落込工法)
- 規模:木造2階建て
- 面積:建築面積37.55㎡
延床面積54.81㎡ - 設計:しらいし設計室
- 施工:しらいし設計室
- 工程:設計2012.01~07、施工2012.08~11